光回線はどこを通っているのか のっぽさん
光回線はどこを通っているのか
皆さんは契約した光回線がどのような経路を通って通信しているか、意識したことはありますか?今回は光回線が世界中でどのように繋がっているか解説致します。
一般家庭では建物から出た光回線が、電線にあるクロージャ―という黒い箱に繋がっており、中継地点である基地局を経由しプロバイダーへと繋がっています。さらにプロバイダーも、インターネットエクスチェンジ(Internet Exchange point)を経由し別のプロバイダーと繋がっています。
一方、マンションや集合住宅、オフィスビルでは各々が引いた回線が、一度主配線盤(MDF)に繋がっており、そこからまとめてクロージャーに繋がっています。ここからの流れは一般家庭と同様です。
では世界中とはどのように繋がっているのでしょうか?
もちろん電柱を海に立てて光回線ケーブルを通しているわけではありません。ここで使われるのが海底ケーブルです。海底ケーブルの中には複数の光ファイバーが入っており、耐水、絶縁処理が行われ海底に沈められています。太さはペットボトル程。長さは日米間で約9,000kmとなっています。また、2023~2024年に開通予定のアフリカ大陸を一周する海底ケーブルが45,000kmとなっており、世界最長となる予定です。 このように各国のプロバイダーと物理的につながっており、日々情報のやり取りが行われています。